育ち合う社会を
デザインする

4月終わりからゴールデンウィークが跨って、新学期から頑張ってきた疲れが出やすい季節。5月病とまではいかなくても、4月のやる気が失速したり、少し休憩する期間に入ったりする子もいたりする時期でした。

ゆるやかに頑張っている様子は先月から引き続きですが、5月になると体育祭があったり、修学旅行があったり、その後にはテストが控えていたりと、イベントも多いようです。

高校生のKちゃんや、中3のKくんが課題をやっていたりする様子をよく目にするようになったように思います。

4月のフードパーティーの際に、中1のKくんが中3のKくんにチョコレートケーキをリクエストしたようで、5月のお菓子部はチョコレートケーキ作りでした。

やっている内容自体は、いつものようにお菓子作りをしているだけですが、「食べたいと言われたものを、誰かのために作る」となると「自分がやりたくてやる」こととは意味合いが変わってくるように思います。子どもたちが互いにやりとりをして、それが活動に繋がっていく様子が素敵だなと感じました。

5月のフードパーティーのメニューはスパイスカレーだったので、最近スパイスに関心がある高校生のKちゃんと、スパイスの研究をしてみました。

スタッフがカレーを作る隣で、カレーに普通は入っているターメリックなどを使わずに「カレーじゃない料理」というコンセプトのスパイス料理を創作していました。かなりスパイスが効いた独特な料理になっていましたが食べたみんなからは好評で、本人も少し驚いたような様子でした。

毎月の活動以外にも色々な動きがありました。

羽島でプラスチック看板製造業をしている株式会社プロスパーさんへ、高校生のAさんが職場見学に行ってきました。

「柔軟な働き方」を大切にしている企業さんで、見学に行ったAさんも「頑張ってみたい」という前向きな気持ちになっていました。

絵画講座では公募展への出品に向けて、昨年の大作の手直しが始まりました。背景を塗り替えて、新しい描き足しをして、去年とは雰囲気が変わった作品になってきています。

6月からの活動の様子も、見守っていきたいですね。