2025.09.18
岐阜中央中学校での金融教育授業~お金の大切さを考える~
先日、岐阜中央中学校3年生の皆さんに、金融教育の授業をさせていただきました。
授業では、修学旅行を控えた中学生に「お金の大切さ」や「働くことの意味」について考えてもらう内容です。
1万円あげるって言ったら、何に使う?
授業の導入では、こんな質問からスタート。
「文房具かなぁ」
「美味しいもの食べる」
など、さまざまなアイデアが飛び出しました。
欲しいもの、やりたいことはたくさんありますよね。
お金を「得ること」の大切さ
子どもたちはお金を「使うこと」について考える機会はありますが、「どうやってお金を得るか」についてはあまり考える機会がありません。
まだ働くことができない年代。
自分のお金があるとしても、もらったお金であることが多いですからね。
そこで、お金の流れや「働くことは社会に貢献することでもある」という話もしました。
消費者・企業・自治体がどのようにお金を介して関わり、社会の経済活動が成り立っているかを学び、働くことの意味も考えてもらいました。
修学旅行のお金を考える
間近に控えた修学旅行のお金の話も盛り上がりました。
旅行会社への支払い、お小遣い、準備費用などを計算すると、合計で約10万円かかるとのこと。
2025年9月現在の岐阜市の最低賃金は1,001円。
約1,000円として、それで働くと考えると…なんと5時間×20日分‼️
それだけ働いてやっと手に入れることができる金額なのです。
これには、子どもたちも驚きの声をあげていました。
本当に大切なことにお金と時間を使う
限られたお金と時間の中で、何に使うかを考えることも大切。
授業を通して、自分で計画を立て、有意義な経験にすることの大切さを伝えました。
授業後の感想では、「お金の価値や働く意味を考えられた」「修学旅行をより大事に楽しもうと思った」という声も聞かれ、少しでも金融への意識を高めるきっかけになったようで嬉しく思います。
「本当に大切なこと」が何かは人によるもの。
自分にとって大切なことにお金や時間を使って豊かに生きていって欲しいなと思ったのでした。