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なんで?をそのままにしなかったりしたりする話 | ブログ | ヒトノネ 育ち合う社会を
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なんで?をそのままにしなかったりしたりする話

こんにちは。塾長清水です。
 
先日、塾で小数のわり算の学習をしていた時のこと。
筆算をしてみて、答えも合っているのに、明らかに困った顔をしていたのです。塾生が。
 
「なんか変な感じする?」
と聞くと
「わり算なのに答え大きくなってるよ。いいの?おかしくない?」
とのこと。
 
今までやってきたわり算は全部「わられる数」よりも商の方が小さくなっていたのに、今回の問題は商の方が大きい。
これで本当に合っているのか?
それはなぜなのか?
と疑問に思ったというのです。
 
確かに
12÷2=6 は商が小さくなるけど
12÷0.2=60 は商の方が大きい
 
すごいですよね。
 
なんで?と思えることが素晴らしいし、
なんで?をそのままにしないのも彼の素晴らしさ。
 
わる数が1より大きい場合はわられる数よりも商の方が小さくなるけど、
わる数が1より小さい場合はわられる数よりも商の方が大きくなるよと説明しました。
 
ところで、「0.2でわる」ってどういう意味なんでしょうね。
「2でわる」は半分にするということなので、図示や具体物で説明できますが、「0.2でわる」とはどういうことか、私自身もわからない!説明ができない!!
 
12÷0.2=12×10/2
と言ってみようと思いついたけど、彼はまだ分数を知らないのです。
 
「わる数が1より小さい場合はわられる数よりも商の方が大きくなる理由は、説明できないけど、どうなんだよ」
と伝えると
「なんでかはわかんないけど、今はそういうもんなんだと思えばいいんだね」
と納得してくれたようでした。
 
なんで?と思ったことをそのままにせず考えてみて、今はわからないことは「そういうもんなんだ」と納得した上でそのままにする。
これからもそんな風に学習を進めていけるよう、サポートしたいなぁと思っています。
 
あ、もしも「0.2でわる」とはどういうことかなのかわかる方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください!!