2025.01.23
学び直しの最初の一歩
2年近く不登校気味だった中学生の生徒が、Imaruでの学習をスタートしました。
最初の体験指導の際、彼はこう話していました。
「これを学んでも未来に繋がる気がしない」。
勉強に対して強い抵抗感を抱えていた彼にとって、学ぶ意味を見いだすのは簡単なことではありません。
しかし、初回指導で彼が見せてくれたのは、「できるかもしれない」という希望の兆しでした。
指導を進める中で、彼自身が何が分かっていて、何が分からないのかを整理しながら問題を解いていきました。
そして最後には、自力で解くことができたのです。
その時の彼の表情は、「手応え」を感じた喜びでいっぱいでした。
学びを楽しむ気持ちが芽生える瞬間
中学に入ってからほとんど学習をしていなかった彼は、分数の計算や正の数・負の数といった基礎的な部分が抜けていました。
ですが、彼にとって、それを最初からやり直すことは「つまらない」と感じること。
だからこそ、Imaruでは彼が「今やりたい」と思う単元からスタートしています。
そして、必要性を感じたタイミングで少しずつ基礎のフォローをしていく方針を取っています。
指導を進める中で彼はこう言いました。
「これは前にテストで見て意味わかんなかったけど、もうわかる!」
「自分でやれるんで、待っててください!」
そんな言葉を聞けた時、私たちも彼の成長を感じ、嬉しくなりました。
小さな成功体験が未来を変える
学習を通じて「できる」という手応えを感じることは、子どもたちの自信に繋がります。
一人ひとりのペースに寄り添いながら、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。
それが、学ぶ意欲や未来への希望を育む第一歩になると私たちは信じています。
「やってみたい」「できるようになりたい」。
その気持ちをこれからも大切に、彼の成長を支えていきたいと思います。