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進路選択は“好き”が支えに──清流特別支援学校1年生の母が語る、息子の進学とこれからの課題 | ブログ | ヒトノネ 育ち合う社会を
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進路選択は“好き”が支えに──清流特別支援学校1年生の母が語る、息子の進学とこれからの課題

こんにちは。今回は、清流特別支援学校高等部1年生の息子さんを持つお母さんにお話を伺いました。

小学生の頃から学習面の不安を感じながらも、進路を考える中で「好きなこと」をきっかけに選択肢を広げてきた息子さん。現在は毎日バスで通学し、陸上部に所属しています。

しかし、入学してみると、クラスになじめない不安を口にしたり、無気力な様子に見えることも増えてきました。

進路選択の経緯や、成長を感じた瞬間、そして今直面している課題について、お話を伺いました。


清流特別支援学校を選んだ理由

もともとは、特別支援学級の先輩や友達から話を聞いて、清流特別支援学校のことを知りました。

それで、学校で木工をやったときにすごく楽しかったみたいで、「もっとやりたい!」という気持ちが出てきたんです。

それがきっかけになって、受験に挑戦しました。

清流での事前の教育相談の際、本人も簡単な面接を受けるのですが、そこであまり上手く話せなかった様子でした。それもあり、面接も学力試験も不安がありましたが、みちなやImaru個別指導塾で学習や作文・面接練習をして、なんとか乗り越えました。

支援級への転籍で自信をなくしていった

もともとは普通級にいたんですけど、途中から支援級に移りました。そしたら、だんだん自信をなくしていったように見えて。

知的の支援級だったこともあり、学校ではなかなか学習が進まず、小5の時の宿題が点つなぎでした。やっぱり勉強の機会はあったほうがいいかなと思って、公文に通わせることにしたんです。そしたら、それがすごく合っていて、長く続けることができました。文章を読む力もついたし、漢字もすごくきれいに書けるようになりました。

でも、今思えば——

「勉強よりも、好きなことや興味のあることを大事にしてあげればよかった」

何がやりたいのか、本人もまだよくわからないみたいで。自信もないし、学校でも支えになるものがない。「みんなと話が通じない感じがして寂しい」って言うんです。そこが今、一番悩んでるところですね。

幼いうちの関わりが大事だった

今になって思うのは、小さいうちに、もっとその子自身のに関心や得意なことに目を向け、好きなことを見つけられるように関わってあげればよかったってことです。

  • 本人の声に耳を傾けて、何が好きで、何に興味があるのかを理解すること
  • 安心できる居場所をつくってあげること

それが、将来、何かにぶつかったときの「支え」になるのかなと思います。

思春期になると、なかなか話してくれないし、こっちもどう関わったらいいのかわからなくなることが増えました。受験の前にも大喧嘩をして、みちなの先生方に相談したこともありました。だからこそ、もっと早いうちから「好きなこと」を一緒に探して、そこを大切にしてあげられたらよかったなって思います。

今は少し無気力な感じもあるけど、好きだった木工のように、また新しい“好き”を見つけられたら、きっと変わるはず。

これから先の進路や就職を考える中で、どんな環境なら安心できるのか、どんなことに興味を持てるのか、一緒に探していけたらと思います。

まとめ:進路選択で大切なのは“支え”と“居場所”

小さいうちから、本人の声を聞いて、何に興味があるのか、何が得意かを理解することが大事だと感じました。幼いうちから好きなことを見つけたり、安心できる居場所をつくることが、後々の支えになるのではないかと思います。

思春期に入ると、自分の気持ちを話すことが難しくなることもあります。喧嘩になることもしばしば。中高生になる前、小学生のうちに、生活の基盤を整えたり、好きなことを伸ばす時間をしっかり取っておくことの大切さを実感しています。


困り感のあるお子さんを目の前にして、「どうにかして苦手を克服させなきゃ」と思うのは、ある意味当然のこと。親として、できることを精一杯やろうとするのは、ごく自然なことです。

だけど、長い目で見て、その子がその子らしく生きていくために本当に大切なのは、「苦手をなくすこと」だけではなく、「関心があること」や「得意なこと」に目を向けること。

安心できる居場所があり、自分の好きなことや得意なことを大切にできる環境があれば、自信を持って、一歩ずつ進んでいけるのかもしれません。