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進級・進学後の“今”こそ、学校と話すチャンス | ブログ | ヒトノネ 育ち合う社会を
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進級・進学後の“今”こそ、学校と話すチャンス

進級・進学して、ようやく新しい環境に慣れてきたこの時期。

懇談の機会がある学校も多く、「うちの子、この課題のやり方でいいのかな?」「もっと合う方法があるかも」そんな風に思い始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際、最近の保護者の方とのやりとりでも、こんなお話が増えてきました。

「特に中学生以降、全員できた方がいいと思うのは、期限内に提出物を出すということです。」

課題と期限を把握し、やりきって提出する──

これは、単に「頑張れ」という話ではなくて、タスク管理、スケジュール管理、そしてもちろん、学力が全部関係してきます。

そして、もしそのままの形で課題に取り組むのが難しいときは…

  • 量を調整する

  • 期限を延ばす

  • やり方を変える

という選択肢があります。

Imaru個別指導塾では「やり方を工夫する」ことをおすすめしています。

たとえば、「書字」が苦手な場合

同じ「漢字の課題」でも、そのハードルは子どもによって全く違います。

書き取りはできても、読みの問題に対しても漢字を写し、読み仮名まで書くというのは、相当な負荷がかかる子もいます。

こういうときこそ、子どもの状態を見て、家庭として希望を言語化し、学校と相談する姿勢が大切なんです。

学校は魔法のように「なんでも叶えてくれる」わけではないけれど、子どもや家庭を応援したいと思っている

だからこそ、力を発揮できる環境を一緒に作るために、伝え、話し合うことが大切だと感じています。

実際の保護者の声をご紹介します

「読みについては、コピーして読みだけ書く方法、学校がよければそれでいいと思っています。できるだけ必須でないことは無理してやらない。必要なことに力を使えるように体力を温存したいと思っています」

「子どもとも話し合い、“別ノートに書く”ではなく“コピーか直書きでがんばる”と決めました。懇談でもそのことを伝えていきたいと思っています」

「学校ともこの1か月の様子を聞きながら、こちらからも相談していきたいです」

…とってもすてきなやりとりだなあと感じました。

懇談は、「学校から何を言われるんだろう…」と身構える時間ではなくて、「うちの子のこと、一緒に考えてくれる大人と出会う時間」にして欲しいなと思います。

誰かにとって“当たり前”なやり方が、ある子にとっては“かなりしんどい”ことだったりする。

でもそのやり方を少し変えるだけで、子どもが「できた!」を感じられることって、たくさんあります。

そのために、大人ができること。

それは、「こういう工夫ならがんばれるかも」を一緒に見つけて、それを堂々と伝えることなんじゃないかな、と思います。