2025.04.24
進級・進学後の“今”こそ、学校と話すチャンス
進級・進学して、ようやく新しい環境に慣れてきたこの時期。
懇談の機会がある学校も多く、「うちの子、この課題のやり方でいいのかな?」「もっと合う方法があるかも」そんな風に思い始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、最近の保護者の方とのやりとりでも、こんなお話が増えてきました。
「特に中学生以降、全員できた方がいいと思うのは、期限内に提出物を出すということです。」
課題と期限を把握し、やりきって提出する──
これは、単に「頑張れ」という話ではなくて、タスク管理、スケジュール管理、そしてもちろん、学力が全部関係してきます。
そして、もしそのままの形で課題に取り組むのが難しいときは…
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量を調整する
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期限を延ばす
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やり方を変える
という選択肢があります。
Imaru個別指導塾では「やり方を工夫する」ことをおすすめしています。
たとえば、「書字」が苦手な場合
同じ「漢字の課題」でも、そのハードルは子どもによって全く違います。
書き取りはできても、読みの問題に対しても漢字を写し、読み仮名まで書くというのは、相当な負荷がかかる子もいます。
こういうときこそ、子どもの状態を見て、家庭として希望を言語化し、学校と相談する姿勢が大切なんです。
学校は魔法のように「なんでも叶えてくれる」わけではないけれど、子どもや家庭を応援したいと思っている。
だからこそ、力を発揮できる環境を一緒に作るために、伝え、話し合うことが大切だと感じています。
実際の保護者の声をご紹介します
「読みについては、コピーして読みだけ書く方法、学校がよければそれでいいと思っています。できるだけ必須でないことは無理してやらない。必要なことに力を使えるように体力を温存したいと思っています」
「子どもとも話し合い、“別ノートに書く”ではなく“コピーか直書きでがんばる”と決めました。懇談でもそのことを伝えていきたいと思っています」
「学校ともこの1か月の様子を聞きながら、こちらからも相談していきたいです」
…とってもすてきなやりとりだなあと感じました。
懇談は、「学校から何を言われるんだろう…」と身構える時間ではなくて、「うちの子のこと、一緒に考えてくれる大人と出会う時間」にして欲しいなと思います。
誰かにとって“当たり前”なやり方が、ある子にとっては“かなりしんどい”ことだったりする。
でもそのやり方を少し変えるだけで、子どもが「できた!」を感じられることって、たくさんあります。
そのために、大人ができること。
それは、「こういう工夫ならがんばれるかも」を一緒に見つけて、それを堂々と伝えることなんじゃないかな、と思います。